本日、三芳小学校でドローン授業を行いました。
小学3年生を対象とした「総合学習」で、ドローンの歴史や活用方法、安全についてお話しし、トイドローンの操縦体験やDJI Avata 2のデモ飛行も行いました。
三芳小学校で特別講師として授業を行うのは、今年で4回目です。
この総合学習では、地域で活動している企業や個人の方が特別講師となり、それぞれの仕事や活動について子どもたちに伝えています。
マジックや日本舞踊など、普段の授業とは少し違った分野を、実際に活動している方から学べる機会です。
その中の一つとして、今年もドローンについて担当させていただきました。
毎年声をかけていただき、今年も子どもたちにドローンについて伝える機会をいただけたことをありがたく思っています。
スライドでドローンの歴史を簡単に紹介
授業の前半では、スライドを使ってドローンの歴史や、現在どのような分野で活用されているのかを紹介しました。
対象は小学3年生です。
難しい制度や専門用語を詳しく説明するのではなく、
「ドローンってどんなもの?」
「何のために使われているの?」
といったところから、できるだけ分かりやすく話しました。
私自身、2015年からドローン空撮の仕事を続けています。
始めた当時と比べても機体の性能は大きく進化し、現在は映像撮影だけでなく、点検、測量、農業、災害対応など、さまざまな分野で活用されています。
小学3年生の子どもたちが社会に出る頃には、今よりさらに身近な道具になっているのではないかと思います。
トイドローンを実際に操縦してもらいました
話を聞くだけではなく、実際にドローンに触れてもらう時間も設けました。
今回も室内で扱えるトイドローンを使い、子どもたちに操縦を体験してもらいました。
上昇する。
下降する。
前後左右に動かす。
見ているだけでは簡単そうでも、自分で操作してみると思った方向へ動かないこともあります。
自分の操作によって機体が動く感覚は、説明を聞いているだけでは分かりません。
まずは実際に触れて、「ドローンを操縦するとはどういうことなのか」を体験してもらいました。
DJI Avata 2のデモ飛行も実施
トイドローンの操縦体験とは別に、DJI Avata 2を使用したデモ飛行も行いました。
トイドローンと実際の撮影でも使用する機体では、大きさも動き方も異なります。
ドローンと聞くと、上空から景色を撮る機体をイメージする方も多いと思いますが、機体によって得意な撮影方法や動きも違います。
実際に機体が飛ぶ姿を見ることで、その違いも感じてもらえたのではないかと思います。
毎年、必ず子どもたちに伝えていること
この授業では、私が毎年必ず伝えていることがあります。
ドローンは、とても便利な道具です。
人が簡単に行けない場所を確認したり、上空から映像を撮影したり、災害時に活用されたりすることもあります。
一方で、使い方によっては、人を傷つけるものにもなります。
世界を見渡せば、実際に戦争でドローンが使われている現実もあります。
だからといって、ドローンそのものが悪いわけではありません。
大切なのは、
「それを使う人が、どんな気持ちで、どのように使うのか」
だと私は考えています。
自転車も車もドローンも、考え方は同じ
子どもたちには、身近な自転車を例にして話します。
自転車に乗るときは、ヘルメットをかぶります。
信号や交通ルールを守ります。
周囲を確認し、安全運転を心がけます。
車やバイクも同じです。
便利な乗り物ですが、ルールを守らず乱暴な乗り方をすれば、自分がけがをするだけではなく、他の人を傷つけてしまうことがあります。
ドローンも同じです。
操縦が上手であれば、それだけで良いわけではありません。
ルールを守ること。
周囲を見ること。
人に迷惑をかけないこと。
安全に使おうと考えること。
そして、何のために使うのかを考えること。
操縦技術以上に、使う人の気持ちや心が大切だと思っています。
子どもたちには、ドローンを上手に飛ばせる人になることだけではなく、正しく安全に使える人になってほしい。
それが、毎年この授業で必ず伝えていることです。
子どもたちからの質問コーナー
授業の最後には質問の時間も設けました。
子どもたちからどのような質問が出てくるのかは、毎年楽しみにしているところです。
大人にとっては当たり前になっていることでも、子どもたちは違った視点から質問してくれます。
こちらから一方的に教えるだけではなく、質問を通して話をすることで、私自身が改めて考えさせられることもあります。
将来、仕事を選ぶときの一つの選択肢になれば
今回授業を受けたのは小学3年生です。
この子どもたちが大人になり、仕事を選ぶ頃には、現在よりさらに多くの分野でドローンが使われていると思います。
今ある仕事だけではなく、現在はまだ存在していない仕事が生まれているかもしれません。
そのときに、
「小学校のときにドローンを飛ばしたことがあったな」
と思い出してもらえたらうれしく思います。
そして、たくさんある仕事の中から、
ドローンに関係する仕事も一つの選択肢として考えてもらえたら。
それだけでも、この授業を続けている意味があると思っています。
すべての子どもにドローンの仕事をしてほしいわけではありません。
ただ、知る機会がなければ、将来の選択肢になることもありません。
今回の経験が、子どもたちの将来の可能性を少しでも広げるきっかけになればと思います。
来週は校庭でMavic 3 Proの操縦体験を予定
今回の授業は体育館でしたが、来週は同じ三芳小学校の校庭で、DJI Mavic 3 Proを使った屋外での操縦体験を予定しています。
トイドローンとは違い、本格的な空撮機です。
そのため、自由に飛ばしてもらうわけではありません。
安全を考え、機体側でも飛行範囲や速度を制限する予定です。
高度は20mまで。
飛行範囲は半径20m程度。
速度も人が小走りする程度までに抑えます。
操縦中は私が必ず隣につき、飛行場所の周囲には立入範囲を設け、数名の先生方にも安全確認をお手伝いいただく予定です。
実際の仕事でも、ドローンは「飛ばせるから飛ばす」のではありません。
周囲の状況を確認し、安全に飛ばせる環境を整えてから飛行します。
今回の体験でも、ドローンを操縦する楽しさだけではなく、安全を確認してから飛ばすことの大切さも一緒に感じてもらえればと思っています。
地域貢献・社会貢献として続けている活動です
この学校での授業は、仕事として講師料をいただいて行っているものではありません。
講師料はいただかず、ボランティアとして参加しています。
理由の一つは、地域貢献・社会貢献です。
私は2015年からドローンの仕事に携わってきました。
仕事を続けてきた中で得た経験を、地域や次の世代に少しでも還元できればと考えています。
そしてもう一つの目的が、ドローンを正しく知ってもらうための啓発活動です。
ドローンの楽しさや便利さだけを伝えるのではなく、
安全に使うこと。
ルールを守ること。
周囲への配慮を忘れないこと。
使う人の考え方が大切であること。
そこまで含めて伝えていきたいと思っています。
ドローンを長く仕事として扱ってきたからこそ、便利な面だけではなく、安全についても伝える責任があると考えています。
学校・教育関係者の皆さまへ
今回のようなドローン授業は、三芳町だけに限定している活動ではありません。
学校や教育関係者の方からご相談いただければ、講師料はいただかず、交通費をご負担いただければ日本全国どこでも伺います。
授業時間や対象年齢に合わせて、
- ドローンの歴史
- 現在の活用方法
- 安全な使い方
- ルールや周囲への配慮
- 機体の紹介
- デモ飛行
- 条件が整えば操縦体験
などを組み合わせて内容を考えます。
「子どもたちにドローンを体験させたい」
「将来どのような仕事につながるのか知ってもらいたい」
「便利さだけではなく、安全な使い方も教えてほしい」
といったご相談でも構いません。
ドローンを飛ばして終わる授業ではなく、
なぜ安全が必要なのか。
なぜルールを守るのか。
便利な道具をどう使うのか。
そこまで子どもたちに伝える授業にしたいと考えています。
学校・教育関係者の方でご興味がありましたら、お問い合わせフォームからご相談ください。
ドローンを正しく知ってもらう活動をこれからも
ドローンはこれからも進化していくと思います。
そして、子どもたちが大人になる頃には、現在とはまた違った使われ方をしているかもしれません。
だからこそ、便利な道具として知ってもらうだけではなく、正しく、安全に使うことの大切さも一緒に伝えていく。
それも、長くドローンに携わってきた人間の役割の一つだと思っています。
三芳小学校での授業も今年で4回目になりました。
これからも機会をいただける限り、地域貢献・社会貢献、そしてドローンを正しく知ってもらうための啓発活動として続けていきたいと思います。
来週予定しているMavic 3 Proの屋外操縦体験についても、無事に終了しましたら改めてご紹介したいと思います。
