雨の日のドローン空撮について、撮影を依頼する方からご質問をいただくことがあります。
ドローン空撮の予定日が近づいてくると、どうしても気になるのが天候です。
「雨が降ったら撮影はどうなる?」
「曇りなら飛ばせる?」
「風が強いかどうかは、いつ分かる?」
「延期するかどうかは誰が判断する?」
屋外で行うドローン空撮では、天候をコントロールすることは誰にもできません。
特に難しいのが風です。
天気予報を確認していても、実際に現地へ行ってみると予報より強く吹いていたり、逆に予報ほど吹かなかったりすることがあります。
NISHIZAWAでは、週間天気予報だけで撮影の可否を決めるのではなく、天気図、風速・風向の予報、そして最終的には撮影当日の現地状況を確認して判断しています。
今回は、ドローン空撮における雨・風・天候判断と、延期や予備日の考え方についてご紹介します。
雨の日のドローン空撮は基本的に行いません
NISHIZAWAでは、基本的に雨が確認できる状況ではドローンを飛行させません。
「少しくらいなら大丈夫では?」
と思われるかもしれませんが、ドローン空撮では機体が飛べるかどうかだけが問題ではありません。
ドローンにはカメラが搭載されています。
雨がごく弱い場合でも、レンズに水滴が付着すれば、その部分が映像に写り込んでしまうことがあります。
そうなれば、せっかく撮影しても素材として使用できない可能性があります。
また、雨が降り始めたということは、その後さらに天候が悪化する可能性も考えなければなりません。
そのためNISHIZAWAでは、安全面と撮影品質の両方から、雨が確認できる場合は原則として飛行しないという判断をしています。
曇りなら撮影できる場合があります
雨が降っていなければ、曇りの日でもドローン空撮は可能です。
もちろん、風や視界など、そのほかの条件に問題がないことが前提です。
「空撮は快晴の方がいい」
と思われるかもしれませんが、必ずしもそうとは限りません。
晴天では太陽の位置によって建物などに強い影が出ることがあります。
一方、曇りの日は光が比較的均一になるため、工場、倉庫、施設などを撮影する場合には、外観が見やすくなることもあります。
大切なのは「晴れているか」だけではなく、撮影した映像を何に使用するのかということです。
撮影日の天候は複数の情報から判断します
NISHIZAWAでは、撮影日が近づくと気象庁が発表する週間天気予報を確認します。
→ 気象庁公式サイト
それだけではありません。
天気図も確認し、スマートフォンアプリの『Windy.com』を使って、撮影場所周辺の風速や風向の予報も確認しています。
ひとつの予報だけを見て、
「撮影できます」
「撮影できません」
と決めるのではなく、複数の情報を見ながら判断しています。
雨については、比較的予報通りになることが多いため、数日前から撮影日の状況をある程度予測できます。
しかし、風についてはそう簡単ではありません。
一番判断が難しいのは「風」です
長くドローン空撮をしていても、風の判断は難しいものです。
予報では風が弱くても、実際の撮影場所では強く吹いていることがあります。
逆に、数日前には風が強い予報でも、当日は穏やかになることがあります。
撮影場所の地形、周辺の建物、時間帯などによっても風の状態は変わります。
そのため、風速の予報数値だけを見て飛行できるかどうかを決めることはできません。
気象の専門家でも予報が外れることがあります。
ドローン空撮を行う側として大切なのは、「予報を当てること」ではなく、さまざまな情報を確認したうえで、実際の状況に応じて安全な判断をすることだと考えています。
天気図では等圧線も確認します
以前、船乗りの知人から天気図を見るときの考え方を教えてもらったことがあります。
等圧線が少なく間隔が広いときは比較的風が穏やかで、等圧線が増えて間隔が狭くなるほど風が強くなる傾向がある、というものです。
それ以来、風速予報だけではなく、天気図の等圧線も確認するようにしています。
もちろん、等圧線だけで撮影の可否を決めるわけではありません。
週間天気予報、天気図、風速、風向などを合わせて確認するためのひとつの判断材料です。
風については当日まで判断できないこともあります
撮影をご依頼いただく方にとっては、
「前日までに撮影できるか決めてほしい」
と思われるのは当然だと思います。
雨の場合は、前日までにある程度判断できることがあります。
しかし風については、撮影当日にならないと判断できない場合があります。
天気予報では問題がなくても、現地に到着すると想定以上の風が吹いていることがあります。
その場合は、予定通り撮影することよりも安全を優先します。
逆に、数日前の予報だけを見て早い段階で中止を決めてしまうと、当日は問題なく飛行できるということもあります。
だからこそ、風についてはぎりぎりまで状況を確認する必要があります。
最終判断は撮影当日の現地で行います
天気予報やアプリは非常に便利ですが、あくまで判断材料です。
最終的にドローンを飛ばすかどうかは、撮影当日の現地状況を確認して決めます。
風の強さだけではなく、
周辺の状況
風向
風の変化
飛行経路
離着陸場所
人や車両の状況
なども確認します。
予定していたから飛ばす、ではありません。
安全に撮影できる状況であることを確認してから飛行します。
撮影途中で天候が変わることもあります
撮影開始時には問題がなくても、途中から風が強くなったり、雨が降り始めたりすることがあります。
屋外で撮影している以上、これは避けられません。
その場合も、予定しているカットをすべて撮ることより安全を優先します。
「あと少しだから」
「せっかくここまで撮ったから」
という理由で無理に飛行を続けることはしません。
状況によっては一度着陸させ、その後の天候を確認します。
だから予備日を設けています
どれだけ事前に天候を調べても、自然を完全に予測することはできません。
そこで重要になるのが予備日です。
NISHIZAWAのドローン空撮では、基本料金に予備日1日を設けています。
「基本料金」→
第一希望日だけしか撮影できないとなれば、
「多少条件が悪くても今日撮らなければ」
という状況になりかねません。
あらかじめ予備日を設定しておけば、条件が悪い日に無理をして飛行する必要がありません。
安全面だけでなく、できるだけ良い撮影条件を選ぶためにも、予備日は大切だと考えています。
ご相談時に予備日の候補があるとスムーズです
ドローン空撮をご相談いただく際には、可能であれば第一希望日とあわせて予備日の候補もお知らせください。
例えば、
第一希望:9月15日
予備日:9月17日
というように候補日があれば、天候を確認しながら調整しやすくなります。
工場や施設など、撮影可能な曜日や時間が限られている場合には、その条件もあわせてお知らせください。
撮影場所やご希望を確認したうえで、撮影方法や日程をご提案します。
「撮影方法」→
天候を予測することより、安全に判断すること
ドローン空撮では、天気予報を見ることも大切です。
しかし、それ以上に大切なのは、予報だけを過信しないことだと考えています。
特に風は、当日にならなければ分からないことがあります。
気象庁の週間天気予報、天気図、Windyなどによる風速・風向の確認。
そして最後は、撮影当日の現地状況。
それらを確認しながら、飛行できるかどうかを判断します。
撮影予定日に飛ばすことが目的ではありません。
安全に飛行し、実際に使用できる映像を撮影することが目的です。
ドローン空撮の日程や天候、予備日について分からないことがありましたら、
お気軽にお問い合わせください。