「ドローン空撮の見積もりをお願いします」
お問い合わせで、このようなご連絡をいただくことがあります。
もちろん、お見積もりは可能です。
ただ、「ドローンで空撮したい」という情報だけでは、正式な見積もりだけでなく、概算金額をお伝えすることも難しい場合があります。
ドローン空撮は、単純に「何時間飛ばすか」だけで料金が決まるものではないからです。
撮影・飛行場所、撮影内容、希望する日時、周辺環境などによって、事前に確認することや撮影当日の体制が変わります。
今回は、ドローン空撮の見積もりをご依頼いただく際に、なぜある程度の情報が必要なのかを、実際の撮影例も交えてご説明します。
まず知りたいのは「どこで飛行するのか」
ドローン空撮のお問い合わせをいただいた際、私たちがまず確認したいことのひとつが飛行場所です。
できれば住所、施設名、撮影予定地が分かるGoogleマップなどの情報があると、その後の確認がスムーズになります。
なぜ場所が重要なのかというと、ドローンはどこでも同じ条件で飛ばせるわけではないからです。
撮影場所によって、
・ドローンが飛行できる場所なのか
・必要な許可・承認や確認があるか
・土地や施設の使用承諾が必要か
・安全に離着陸できる場所があるか
・周辺に建物や電線などの障害物がないか
・歩行者や車両など第三者への安全対策をどうするか
など、確認する内容が変わります。
そのため、「ドローン空撮の見積もりをお願いします」という一文だけでは、何を準備し、どのような体制で撮影するのか判断することができません。
結果として、概算金額を出すことも難しくなります。
「場所は決まっていません。良い場所を探してほしい」というご相談もあります
撮影場所が決まっていない状態でお問い合わせをいただくこともあります。
たとえば、
「海沿いの道路を走る車を撮影したい」
「景色の良い場所で撮影したい」
「イメージに合う場所があれば提案してほしい」
といったご相談です。
もちろん、このような段階からご相談いただくことも可能です。
ただし、撮影場所が決まっている案件と、撮影場所を探すところから始める案件では、撮影前に必要となる作業が大きく異なります。
候補地を探して終わりではありません。
実際にその場所で希望する撮影ができるのか、安全にドローンを飛ばせるのかを確認する必要があります。
ランボルギーニの走行シーンを三浦半島で空撮した例
昨年、
「ランボルギーニが海沿いの道路を走行するシーンを、ドローンで空撮してほしい」というご相談をいただきました。
ただし、撮影場所は決まっておらず、「良い場所があれば探してほしい」というご依頼でした。
このときは、三浦半島に在住しているドローンパイロットの知り合いがおり、周辺の道路や環境を熟知していたため、その知識も参考にしながら撮影場所を検討することができました。
最終的には、三浦半島の海沿いの道路で、早朝にランボルギーニの走行シーンを撮影しました。
これは、現地の環境をよく知る人がいたことで比較的スムーズに撮影場所を選定できたケースです。
通常ならロケハンも必要になります
もし周辺環境に詳しい人がいなければ、候補地を決めたあと、必要に応じて事前にロケハンを行います。
たとえば道路を走行する車両を撮影するのであれば、
・どのくらい車が通るのか
・歩行者や自転車はどのくらい通るのか
・時間帯によって交通量がどう変わるのか
・ドローンを安全に離着陸できる場所があるか
・どの飛行ルートなら安全に撮影できるか
・希望する画角で撮影できるか
・周辺に障害物がないか
などを実際の現場で確認します。
特に道路周辺では、同じ場所でも早朝と日中では交通量や歩行者の数が大きく変わることがあります。
Googleマップや航空写真を見るだけでは分からないことも少なくありません。
こうした事前調査も含めて、撮影方法を組み立てていきます。
撮影場所が決まっているかどうかで準備内容は変わります
ここまで読んでいただくと、
「場所が決まっていないだけで、そんなに違うの?」と思われる方もいるかもしれません。
しかし、実際には大きく違います。
すでに撮影場所が決まっていれば、その場所を基準に飛行可否や必要な確認を進めることができます。
一方、
「海沿いの良い道路を探してほしい」
というところから始まる場合は、撮影イメージに合う場所を探す作業から始まります。
そして候補地が見つかれば、次にその場所で本当に撮影できるのかを確認します。
そのため、同じ「車の走行シーンを1時間空撮したい」というお問い合わせでも、条件によって必要な準備はまったく違ってきます。
これが、「ドローン空撮の見積もりをお願いします」という情報だけでは概算も出しにくい理由です。
見積もりをご希望の場合は、分かる範囲で教えてください
最初からすべてを決めていただく必要はありません。
分かる範囲で構いませんので、次のような情報をお知らせいただけると、お見積もりまでがスムーズになります。
・撮影場所、または候補地
・撮影したい内容
・撮影希望日
・希望する撮影時間や拘束時間
・完成した映像のイメージ
・ドローン空撮だけか、地上撮影や編集も必要か
撮影場所がまだ決まっていない場合は、
「海沿いを走る車を撮りたい」
「工場全体が見えるように撮りたい」
「観光PRに使える映像を撮りたい」
など、撮影したいイメージをお知らせください。
「まだ何も決まっていない」段階でもご相談ください
ここまで読むと、
「全部決めてから問い合わせなければいけないのか」と思われるかもしれませんが、
そうではありません。
撮影内容がまだ漠然としていても、ご相談いただいて大丈夫です。
ただし、情報が少ない状態では、すぐに見積金額をお伝えできないことがあります。
まず撮影内容を伺い、必要な確認事項を整理し、そのうえで撮影方法やお見積もりをご案内します。
料金の目安については、料金ページでもご案内しています。
NISHIZAWAでは、ドローン空撮だけでなく、必要に応じて地上撮影や動画編集などを含めた映像制作についてもご相談いただけます。
まずは撮影場所や撮影したい内容など、現在分かっている範囲でお気軽にお問い合わせください。