映像制作や会社案内、施設紹介などの撮影で、
「このカットだけドローンを使いたい」
「地上撮影は自社で行うので、空撮部分だけ外注したい」
というケースがあります。
ドローン撮影を外注する場合、操縦者を手配すればそれで終わり、というわけではありません。
撮影場所、飛行範囲、必要な映像、現場の進行、飛行許可・承認、離着陸場所、周辺環境、天候など、事前に確認しておきたいことがあります。
特に企業案件では、ドローンだけが予定どおり飛べればよいわけではありません。
地上撮影や出演者、施設側のスケジュールなど、現場全体の進行の中でドローン撮影を行う必要があります。
今回は、ドローン撮影を外注するときに、事前に確認しておきたいポイントをご紹介します。
ドローン撮影の外注は「操縦者を呼ぶ」だけではありません
ドローン撮影というと、まず操縦技術を思い浮かべるかもしれません。
もちろん、安全に機体を操縦し、目的に合った映像を撮影する技術は必要です。
しかし、業務としてドローン撮影を行う場合、操縦技術だけでは仕事は完結しません。
撮影する場所で飛行できるのか。
どこから離着陸するのか。
周囲に人や車両はいるのか。
撮影中に立ち入りを管理できるのか。
どの方向から、どの高さで撮れば必要な映像になるのか。
こうした条件を整理して、初めて実際の飛行方法を決めることができます。
ドローン撮影の外注先を選ぶ場合には、「操縦が上手いか」だけでなく、撮影前の確認や現場での判断まで任せられるかも重要だと考えています。
見積もりを依頼するときに伝えておきたいこと
ドローン撮影の見積もりは、実際にドローンを飛ばしている時間だけでは決まりません。
NV LABでは、現場での拘束時間を基準に料金を設定しています。
同じ「工場を空撮したい」というご依頼でも、撮影場所や必要な映像、周辺環境によって、準備や撮影方法は変わります。
見積もりの段階で、分かる範囲で次の情報があるとスムーズです。
・撮影場所
・希望日時
・撮影対象
・どのような映像が必要なのか
・完成した映像を何に使用するのか
・地上撮影など他の撮影との進行予定
・撮影場所の管理者や施設担当者
すべて決まっている必要はありません。
「何を撮ればよいか、まだ具体的に決まっていない」という段階でも、ご要望や使用目的を確認しながら撮影方法と必要な拘束時間をご提案できます。
飛行許可だけでなく撮影場所の確認も必要です
ドローン撮影を外注するときに、確認しておきたいのが許可や承諾です。
航空法上必要となる飛行許可・承認と、撮影場所や離着陸場所を使用してよいかという確認は別のものです。
NV LABでは、1時間お試しプランの場合、撮影地・施設の使用承諾は原則としてご依頼者様にお願いしています。
それ以外のプランでは、撮影場所や離着陸場所について必要となる管理者への確認や使用承諾の取得は、原則としてNV LABが対応します。
ただし、ご依頼者様ご自身が管理者である場合や、ご依頼者様から直接ご連絡いただいた方がスムーズな場合には、ご協力をお願いすることがあります。
ドローン撮影を外注する場合には、
「飛行許可・承認を取得していますか?」
だけではなく、
「この撮影場所で実際に飛行するために何が必要なのか」
まで確認しておくことが大切です。
現場の進行を理解できるか
映像制作会社などからドローン撮影部分だけを外注する場合、特に重要なのが現場全体との連携です。
たとえば会社案内の撮影では、
地上カメラの撮影
インタビュー
出演者の撮影
施設内の撮影
ドローン空撮
などを一日の中で進めることがあります。
ドローン側だけが自分たちの都合で撮影を進めることはできません。
「次に地上撮影があるので、この時間までに空撮を終える」
「車両の出入りが少ない時間に撮影する」
「出演者の準備中にドローン撮影を行う」
など、制作側や施設側と調整しながら撮影する必要があります。
NV LABでは、テレビ、映画、企業案件などの撮影現場で、他のスタッフと連携しながらドローン撮影を行ってきました。
ドローンを飛ばすことだけではなく、現場全体の進行を妨げずに撮影することも業務の一部だと考えています。
必要なカットを事前に共有する
ドローン撮影では、
「とりあえず建物を一周してください」
だけでは、使用目的に合った映像にならないことがあります。
会社案内なのか、施設紹介なのか、施工実績なのか、WebやSNS用なのかによって、必要な撮り方は変わります。
たとえば、
建物全体の規模を見せたいのか。
正面のデザインを見せたいのか。
敷地の広さを伝えたいのか。
周辺環境との位置関係を見せたいのか。
目的によって、高度、距離、カメラの向き、機体の動かし方も変わります。
そのため、可能であれば絵コンテや香盤表、参考映像などを事前に共有していただくと、撮影方法を検討しやすくなります。
資料がない場合でも、ご要望や使用目的を伺いながら撮影方法をご提案します。
操縦者だけでなく安全確認の体制も確認する
企業案件では、撮影場所に人や車両がいることも珍しくありません。
工場や倉庫では、従業員、配送車両、フォークリフトなどが動いている場合もあります。
NV LABでは、1時間お試しプラン以外のドローン空撮は、補助者1名付きで対応しています。
操縦者が機体操作と撮影に集中し、補助者が周囲の状況や第三者の進入などを確認します。
1時間お試しプランは短時間の撮影を想定したプランのため、1名で対応します。
業者を比較するときには、料金だけでなく、
「何人体制で撮影するのか」
「周囲の安全確認をどのように行うのか」
という部分も確認しておくとよいでしょう。
拘束時間と料金も確認しておく
ドローン撮影を外注するときは、料金だけでなく、その料金がどのくらいの拘束時間を想定しているのかも確認しておくことが大切です。
NV LABでは現在、
1時間お試しプラン 33,000円(税込)
3時間拘束プラン 66,000円(税込)【基本】
4時間拘束プラン 88,000円(税込)
をご用意しています。
2時間の拘束時間や4時間を超える拘束時間についても、撮影内容に合わせてお見積もりします。
拘束時間内であれば、飛行回数・撮影回数による追加料金はありません。
また、静止画と動画で基本料金を分けていません。
外注するドローン撮影の内容や現場の進行を確認しながら、必要な拘束時間をご提案します。
雨や強風になった場合も考えておく
屋外で行うドローン撮影は天候の影響を受けます。
撮影当日に雨や強風となれば、予定どおり飛行できない場合があります。
特に映像制作では、地上撮影はできてもドローンだけ飛ばせない、ということもあります。
そのため、ドローン撮影を含む案件では、あらかじめ予備日について確認しておくことが重要です。
NV LABでは、各プランに予備日1日を料金内で設定しています。
ただし、テレビや映画、イベントなど、撮影内容やスケジュールによっては予備日を設定できない場合もあります。
NV LABでは、安全に飛行できないと判断した場合には無理に飛行しません。
映像を撮ることは大切ですが、撮影するために安全性を下げることはありません。
納品方法やデータの扱いも事前に確認する
外注の場合には、撮影後のデータをどのように扱うのかも事前に確認しておく必要があります。
ファイル形式、解像度、納品方法、編集の有無など、制作の流れによって必要な条件は変わります。
撮影が終わってから、
「必要な形式と違った」
ということがないよう、見積もりや打合せの段階で確認しておくことをおすすめします。
NV LABでも、使用目的や制作の進め方を伺ったうえで、撮影内容や納品について確認します。
NV LABがドローン撮影の外注で大切にしていること
NV LABは、「誰よりもドローンの操縦が上手い」ということを売りにしているわけではありません。
私より高度な操縦技術を持つ方は、たくさんいると思います。
しかし、業務として必要なのは、機体を上手に飛ばすことだけではありません。
撮影場所を確認する。
許可や承諾を整理する。
現場の進行を確認する。
安全体制を整える。
必要な映像を理解する。
そして、条件が整わなければ飛ばさない。
こうした一連の判断まで含めて、ドローン撮影の仕事だと考えています。
ドローン撮影を外注する場合、制作チームの中にドローン担当が一人増えるような感覚で、安心して任せていただけることを目指しています。
ドローン撮影部分だけのご相談も可能です
地上撮影や編集をすべてNV LABに依頼する必要はありません。
映像制作会社、広告会社、建設会社などから、
「ドローン撮影部分だけお願いしたい」
というご相談にも対応しています。
撮影場所や日時、必要な映像、使用目的など、分かる範囲でお知らせください。
ご要望や目的、現場の進行を確認しながら、必要な撮影方法と拘束時間をご提案します。
